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東京の青空塾 地域援農ボランティア第2回中央研修

9月7日(木)地域援農ボランティア養成事業「東京の青空塾」第2回中央研修を開催しました。台風13号の接近に伴い、天気が心配されましたが、なんとか持ちこたえ、無事に開催することができました。
最初に、当財団農業支援課職員による講義「東京農業の概要」が行われ、都市部、山間部、島しょ部各エリアにおける農業の特色を学ぶとともに、農家の減少や世代割合の変化等をグラフで確認しました。

特徴的な農産物や江戸東京野菜の紹介もあり、受講生からは「東京の独自野菜の多さに驚いた」「伝統野菜を食べてみたい」「果樹生産が盛んなのは意外だった」等の感想をいただきました。

次に、農林総合研究センター園芸技術科研究員による圃場見学が行われ、ガラスハウスの中で栽培されている花卉の研究内容等の説明を受けました。

  受講生の多くは、野菜や果樹のボランティア経験はあるものの、花卉の作業見学は初めてであったため、シクラメンの種まきから出荷までの作業や、花卉のポット上げ(サイズの小さいものから大きくしていく作業)の必要性や手間の大変さを実感したことは、新鮮な体験となりました。その後、圃場に入って、品評会に出品された観賞用唐辛子の苗を観察しました。

受講生からは「シクラメンの育成にこんなに長い期間かけていることを知らなかった」「観賞用唐辛子の種類の多さに驚いた」「観賞用唐辛子を育てたい。ホームセンターに行く楽しみが増えた」等の感想が寄せられました。

最後に、ぶどうの圃場を見学しました。研究員から、ぶどう棚の選定の仕方、ぶどうの種類と特徴、狭小状況での育成収穫の仕方などの説明を受けました。

受講生からは「ぶどう栽培の手間や難しさを知り、奥の深さを感じた」「熱心な解説と一生懸命育ててる姿に感動した」「新しい事を学ぶことはとても楽しい」等の感想をいただきました。

今年の夏は格別に暑く、農作業も過酷なものでした。受講生の中には、暑くて思うように参加できなかった方もおられるでしょうが、ご自身の体調を第一に、無理をせずに末永く東京農業と一緒に歩んでいただけたらと思っております。